【 単体考察 】残飯ビルド水ウーラオス
【 はじめに 】
こんにちは、ねむしです。今回は自分がS31に使っていて面白いと感じたポケモンを紹介したいと思います。
以下常体
【 個体紹介 】
ウーラオス(れんげきのかた)@たべのこし
特性:ふかしのこぶし
性格:わんぱく
実数値:207(252)ー150ー149(+124)ーxー80ー134(132)
技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/ビルドアップ/みがわり
調整意図:
H:ぶっぱ(みがわりがちきゅうなげ耐え)
HB:無振りジガルデのサウザンアロー、無振りヌオー・トリトドンのじしんをみがわりが確定耐え
S:準速マンムー+2(大体のジガルデ抜き)
役割対象
・対面からなら確実に起点にできるポケモン
バンギラス、ポリゴン2、ナットレイ、ラッキー、両ウーラオス、ガオガエン、ウオノラゴン、宿り木テッカグヤ、ブラッキー、マンムー、ガブリアス、ラグラージ、(ヌオー)
・型によっては起点にできるポケモン
とぐろジガルデ、エスパー技なし日食ネクロズマ、HBランドロス、貯水ガマゲロゲ、大地の力なしトリトドン
技構成について
コンセプト上ビルドアップとみがわりは確定。攻撃技は一致技で積み合いに強く出られる水流連打と、回復しながら殴れるドレインパンチとした。
【 解説・使用感 】
S31でルナアーラ+ホウオウの構築を使用していた際、よく選出されるバンギラス、ガオガエン、ラッキーや対処の難しいウオノラゴンやテッカグヤを起点にできるポケモンを探していたところ、物理耐久が高くタイプが優秀な水ウーラオスの採用に至った。
基本的な動きとしては、バンギ、ポリ2、ラッキーのような禁伝を受けてくるポケモンに後投げして、みがわりを置いてからビルドを積み、全抜きを狙っていく。
上記のように起点にできる相手が多い+一貫性が高くこちらの鉢巻等を考慮すると裏に引きにくいポケモンなので、役割対象への積みはかなり安定する。
一度みがわり+ビルドアップができれば後投げされたザシアンに勝つことも可能なので、積みエースとしての適正はかなり高いと感じた。
S30で使っていたビルドランドロスはビルド、鉄壁、とぐろ、コスパとの積み合いになると相手を突破することができない弱点があったが、水ウーラオスには確定急所技である水流連打があるため積み合いにはとても強かった。特にジガルデに対して上からみがわりを貼って積んでいき、とぐろのB上昇を無視して倒すことができるため読まれにくいジガルデ対策枠としても機能していた。
ただ、役割対象には確実に仕事ができる一方で2つの一致技を半減されるレヒレや、HBゴツメサンダーを投げられると簡単に止まってしまうので、構築単位でそれらが選出されにくい並びを作った方が良いと感じた。(特にサンダー)
【 最後に 】
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この型自体はかなり強いと思いますが、自分では構築を上手く組むことができず単体考察記事として公開することにしました。
水ラオスのたべのこしの採用率は圏外ですが、使っていて楽しかったので興味をもたれた方がいれば是非育成して使ってみてください!
https://twitter.com/nemushi_poke
【 おまけ 】
この型で使っていた水ウーラオスは、実況者のいろはさん主催BabyCupの景品でいただいた個体だったりする。(変な型にしてごめんなさい)
【剣盾S30最終44位R2016】想定外ルナザシアン
【 はじめに 】
こんにちは、ねむしです。S30で初の最終2桁である44位と、自己最高レートの2016を達成することができたので構築を紹介します。
以下常体
【 結果 】
TNねむし:最終44位(R2016)
TN朽剣商標登録:最終118位(R1975)
【 使用構築 】
【 構築経緯 】
前々期使用したルナアーラ+イベルタル構築(【剣盾S28最終114位 R2006】 麻痺撒きルナイベル - マヒナペディア)においてルナアーラ単体で相手を1.5体以上倒す試合が多かったため、今期の序盤はルナアーラの積みエースとしての強さに注目し、攻めの補完に優れたゼルネアスと組み合わせた構築を使っていた。しかし、ゼルネアスはS29で最終1位をとった影響で対策されていたこともあり、選出できない試合が多かった(自分の練度が低いのも大きい)ため、ルナアーラの相方になる他の禁止伝説枠を探すことにした。
ルナアーラと組ませる禁伝の条件として、一般枠での対策が難しいイベルタルや一撃ウーラオスに強いことが挙げられる。ゼルネアス以外の候補としては
・ホウオウ(2体を同時に見るのは厳しい)
・チョッキイベルタル(S28でも使ったがバンギラス入りへの自由度が低い)
辺りを考えたが、最終的には安定のザシアンを採用した。
しかし、現環境に普通のザシアンを対策していない構築は存在せず、ルナアーラにはイベルタルや黒バドのようにヌオーに後投げして裏まで貫けるようなパワーは無いため、なかなか勝率が安定せずザシアンの選出率も下がっていった。
そこで、ザシアンの剣を捨てた
鉢巻ザシアンは一見ネタのように思われるかもしれないが、従来のザシアンにはない強みがたくさんある。詳しくは個体詳細で解説するが上の条件を満たしており、メタモンにも負けないためルナアーラの相方としてピッタリと当てはまった。長くなってしまったが、以上が鉢巻ザシアンを採用した理由である。
次に、禁止伝説に共通して強い黒バドレックス対策としてルナアーラと相性が良いチョッキガオガエンを採用。
ルナアーラが通せない時の積みエース兼、物理方面へのクッションとしてHBビルドランドロスを採用。
重めなカイオーガを対策しつつ、麻痺を撒いて積みエースを通しやすくすることができるラッキーを採用。
最後に、ここまで明確なダイマックスエースがいないため、カイオーガやイベルタル入りに強く幅広く選出できる珠サンダーを採用し、構築を完成とした。
【 コンセプト 】
・想定外の型で相手を崩す。
・麻痺を撒いて積みエースを通す。
【 個体詳細 】
ルナアーラ@アッキのみ
特性:ファントムガード
性格:ずぶとい
実数値:239(212)ー106ー155(+252)ー158(4)ー132(36)ー118(4)
技構成:シャドーレイ/サイコショック/めいそう/つきのひかり
調整意図(耐久の目安):
H:16nー1
HB:特化ザシアンの+1「きょじゅうざん」×2特性込み確定耐え/B+1(アッキ発動後)で特性なくても2耐え
HD:特化珠サンダーの暴風「ダイジェット」を特性込みで起点にできる
S:無振りサンダー抜かれ
4ヶ月連続の採用だが、今期はサポートを他のポケモンに任せ、積みエースとしての性能に特化した型で採用した。アッキのみを持たせたことで対物理、サイコショックを採用したことで対ノーマル性能が高くなり、ルナアーラの高い対面性能をさらに引き出すことができた(下の画像参照)。具体的には、特性なしで特化ザシアンのきょじゅうざんや不一致イカサマ(ポリゴン2等)が受かる点やヌケニンのポルターガイスト+かげうちを耐えて起点にできる点などが偉い。
Sは相手のサンダーの型(CSorHB)を読み間違えると特性を維持できないことがあったため、無振りサンダー抜かれのラインに下げた。
基本的な動きとしては、先発で選出し有利対面なら初手から瞑想を積んで全抜きを狙っていく(ルナアーラをノーマルタイプで見ている相手にはこの動きで大体勝てた)。アッキのみの採用率は約3%、サイコショックは採用率圏外のためほとんど警戒されず、3タテする試合も多かった。しかし、イベルタルや黒バドレックス入りには容易に通すことが出来ず臨機応変に動く必要があるため、練度がかなり重要なポケモンである。
ルナアーラの強みは、明確に不利をとる数体のポケモン以外にはある程度強く出ることができ(積み技を覚えるようになったポリゴン2のようなイメージ)、使用率上位のポケモンからマイナーまで浅く広く対応することができるため選出して腐ることが少ないことである。
メタモン入りに対しても積むことができるのも強みでありメタモン対面でダイマを切ればHPを7割残して突破できるほか、1積みまでならラッキー、4積みまでならガオガエンの後投げが安定する。
また、後述のラッキーと組み合わせて面白い動きができ、立ち回りの幅が大きく広がった。
技構成について
積み技のめいそう、タイプ一致の安定打点としてシャドーレイ、ゴースト技が通らないノーマルタイプへの打点になり、めいそうの積み合いにも強く出ることのできるサイコショック、回復技のつきのひかり(はねやすめ返して)の4つ。バンギラスやイベルタルに抗えるムーンフォースも選択肢だが、ムゲンダイナやラッキー等に勝てなくなるためアッキ型の場合はこの構成で良いと思う。
ザシアン@こだわりハチマキ
特性:ふとうのけん
性格:いじっぱり
実数値:185(140)ー200(+252)ー136(4)ーxー136(4)ー172(108)
技構成:じゃれつく/インファイト/ワイルドボルト/あなをほる
調整意図:
A→特化
S→準速エースバーン抜き
HB→コピーザシアンの+2じゃれつくを確定耐え
剣を失ったただの犬。ではなく、ヌオーや日食ネクロズマですら受からない火力とエースバーンの珠カキュウを耐える耐久を兼ね備えた強力な型だと思っている。決して朽ちた剣を商標登録されたネタを使いたかったわけではない。実際、鉢巻を持たせてからは選出する理由を作りやすく、選出率が大きく上がったため鉢巻型にして正解だったと感じている。
初見で鉢巻ザシアンとアッキルナアーラの両方をケアした選出をするのはほぼ不可能なので、どちらかを通すプランが立てやすかった。
また、ザシアン受けのポケモンは基本ルナアーラに弱く起点にしやすいためザシアンを選出しない試合でも選出アドバンテージを取りやすかった。禁止伝説を両選出する試合では下画像のような構図になりやすく、とても相性の良い組み合わせだと感じた。
鉢巻ザシアンならではの強み
鉢巻ザシアンを使っていて従来のザシアンに無い強みだと思ったことを紹介する。
・ザシアン受けポケモンの役割破壊ができる
そもそもこれが出来ないと採用する意味が無い。想定外の火力で相手のプランを崩し、イージーウィンを狙うことができた。
・VSイベルタル、エースバーン
炎弱点が消えたことで晴れダイバーンや珠カキュウを耐えるため、対面勝ちは勿論、ダイジェットを積まれていても死に出しからの処理が可能になる。そのため、相手の先行ダイマックスからの全抜きでそのまま負ける試合は少なかった。
・VSマンムー
地面弱点が消えたことで特化じしん+こおりのつぶてを受けてもHPが約3割残る。そのため、後続の先制技で縛られることが少なく安定して立ち回ることができた。また、石火読み交代の択を生まないことも偉かった。
・VSジガルデ
サウザンアローの確定数が単純計算で2倍になる。相手がHB振りでもじゃれつくで確定1発。というように有利に働く点が多く、処理が安定していた。
・VSカイオーガ
H252振りでもじゃれつくで確定1発なので、スカーフ以外の型に対しては一貫を作りやすかった。
・VSメタモン
相手の+2じゃれつくを耐えて返しのじゃれつくで倒せるため、初手メタモンに怯えることなく選出できた。
鉢巻ザシアンのデメリット
上記のように強みもたくさんあるが、弱みを感じた部分もあったので紹介する。
・相手のザシアンに勝てない
フェアリー単タイプのせいで相手の巨獣斬を耐えることが出来ずに負けてしまうため、他のポケモンでカバーする必要がある。本構築では威嚇2枚、アッキルナアーラ、電磁波を撒いて上から倒すというように、ザシアンに対して厚く組んでいるため困る場面は少なかった。
・ゼルネアスが重くなる
従来のザシアンはHBゼルネアス以外には後投げから対処が可能だが、鉢巻ザシアンは+2ダイフェアリーで普通に落ちるので後投げはできない。つまり対面から対処する必要があるため、構築段階からゼルネアス入りへの動きは決めていた(詳細は選出の項目を参照)。
・VSホウオウナット
技の撃ち分けができないため、ワイルドボルトとインファイトを両採用しているにも関わらず、択を合わせないと崩すことができない。
・メインウエポンの命中率が90%
従来のザシアンには威力100/命中100の巨獣斬という最強技があるが、鉢巻ザシアンは命中率90%のじゃれつくを打たなければならない。火力指数的には鉢巻ザシアンの「インファイト」≧剣持ちザシアンの「じゃれつく」だが、じゃれつくを打つ場面は明らかに増えるため、命中不安は大きな弱点だと思う。
技構成について
メインウエポンのじゃれつく、ナットレイ対面等で打つインファイト、ホウオウやダイマカイオーガに打つワイルドボルト、199ー136ザシアンを確定1発にしたり、エースバーンのダイマックスを枯らしながら倒せるあなをほるの4つを採用した。
ガオガエン@とつげきチョッキ
特性:いかく
性格:いじっぱり
実数値:201(244)ー170(+156)ー111(4)ーxー120(76)ー84(28)
技構成:フレアドライブ/DDラリアット/かわらわり/とんぼがえり
調整意図:
A→199ー136ザシアンをダイバーンで確定1発
HD→臆病黒バドレックスのアストラルビット4発を確定耐え
S→12振りバンギラス抜き
禁止伝説が2体とも黒バドレックスに対面勝てないため、対面操作やクッション性能に長けたチョッキガオガエンを採用した。黒バドだけでなく、取り巻きのバンギラスやザシアンにも立ち回り次第で勝てるのが、他の黒バド対策枠に無い強みである。しかし、黒バドがマッドショット持ちだった場合は泡を吹いて倒れるしか無い。
基本的には黒バドに対して蜻蛉返り→相手の引き先に合わせてザシアン投げで負荷をかける動きが強い。
また、ザシアン対面インファイトに合わせてルナアーラを無償降臨させたり、メタモンにコピーされたルナアーラを安定して対処できるなど、ルナアーラとの相性はかなり良く同時選出することが多かった。
技構成について
一致技のフレアドライブとDDラリアット、対面操作技のとんぼがえりは確定として、4つ目の技はかわらわりを採用して壁構築にも強く出られる構成にした。
霊獣ランドロス@たべのこし
特性:いかく
性格:わんぱく
実数値:195(244)ー166(4)ー156(+252)ーxー101(4)ー112(4)
技構成:じしん/がんせきふうじ/ビルドアップ/みがわり
調整意図:
HB→特化ザシアン意識でほぼ全振り
S→麻痺下の最速バドレックス抜き
ザシアンが誘うホウオウナット/日食ネクロズマやルナアーラが誘うバンギラスやガオガエン等物理ポケモン全般に強い点を評価し、HB振りで積みエースとして採用した。上記のような禁伝に強い物理ポケモンを起点にできるため、禁伝+ランドロス@1のような選出をすることが多かった。役割対象にはめっぽう強いため、選出した試合はしっかり活躍してくれた。また、ラグラージ対面ではクイタンに対してみがわりを残すことが可能なので、ラグラージ入りには積極的に先発で選出した。
クッションとしての役割もあり、エースバーン等に雑に投げてダイマを枯らしたりザシアンに投げて威嚇を入れ、ルナアーラがアッキなしでも起点にできるようにする動きも強かった。特化ザシアンの巨獣斬は残飯の回復込みで最大乱数2連続以外2耐えするため、3回は威嚇を入れることができる。
技構成について
一致打点としてじしん、岩技としてホウオウやジガルデに強くなるがんせきふうじ、積み技のビルドアップ、ナットレイ等に勝てるようになるみがわりの4つ。役割対象に対して確実に仕事をするため、この構成で完成していると思う。
ラッキー@しんかのきせき
特性:しぜんかいふく
性格:おだやか
実数値:325ーxー56(244)ー55ー172(+252)ー72(12)
技構成:ちきゅうなげ/でんじは/いやしのねがい/タマゴうみ
調整意図:
HD→臆病珠カイオーガの雨しおふきを2耐え/特化珠は85.2%で2耐え
S→麻痺下の準速カイオーガ抜き
カイオーガやサンダー等の特殊ポケモンを牽制しつつ、ほとんどのポケモンに対して対面から1回動いて電磁波を撒ける点を評価して採用した。主な役割はオーガやダイナ等との対面から相手のエースに電磁波を撒き、こちらのザシアンや積みエースで処理しやすくすることである。ラッキーは耐久が高く行動回数を稼ぎやすいため、役割を遂行しやすかった。
今期は珠カイオーガが増えたと感じたため、性格は特化珠しおふきを高確率で2耐えできるおだやかにした。オーガには勿論、非ダイマイベルや火力のあるダイナ等にも安心して後投げできたため、正解だったと思う。
珍しい技であるいやしのねがいは、疲弊したエースを回復させて行動回数を稼いだり、起点回避をしつつ有利対面を作るなど、とても便利な技だった。特に麻痺を撒いた後に禁止伝説を回復させる動きが強かった。
技構成について
メインウエポンのちきゅうなげ、回復技のタマゴうみ、サポートに必須のでんじは、上で説明したいやしのねがいの4つ。ステロが欲しい場面もあったが、サポート性能に特化したこの構成とした。
ミスするひもあった ラッキー。でんじはをよく外すので付けた。
サンダー@いのちのたま
特性:プレッシャー
性格:ひかえめ
実数値:165ーxー106(4)ー194(+252)ー110ー152(252)
技構成:ライジングボルト/ぼうふう/みがわり/でんじは
調整意図:
CSぶっぱ
ここまでの5体に明確なダイマックスエースがいなかったため、ザシオーガやザシイベルに圧力をかけつつその他の構築にも汎用的に選出できる珠サンダーを採用した。
主にザシオーガやザシイベル、カバ入りに先発で選出し、初手ダイマックスかみがわり→ダイジェットで1匹倒した後、2匹目にでんじはを撒くか削りを入れて仕事終了。その後、麻痺を入れたポケモンをルナアーラやランドロスで起点にするか、ザシアンでスイープしてイージーウィンを狙うのがサンダーを選出した試合の基本的な動きである。
最初から動きが決まっているため、選出した試合のほとんどで活躍してくれた。ただ、ゆきなだれ持ちのマンムーが増えたことや、自分自身が初手ダイマに苦手意識を持っているため選出数は少なかった。
特性はカイオーガのS判定をするためにプレッシャーを選択した。S判定ができることで、上をとっている→みがわり/上をとられている→ラッキー引きという動きが安定行動になる。
技構成について
ダイマックス時に最高火力になるライジングボルトとぼうふう、前述のような動きをするためのでんじはとみがわりの4つとした。
ゴージャス&ロイヤル サンダーの響きがかっこ良すぎたので、BDSPの全財産(999999円)を使って付けた。
【 重いポケモン 】
・ゼルネアス→ジオコンを積む隙を与えると即負け
・マッドショット黒バド→ほぼ無理
・鉢巻連撃ウーラオス→不利対面を作ると確実に1体落とされる
【 選出 】
以下の選出パターンから選択or少し変えて選出する。
①基本選出 + +or
ザシアン入りにはルナアーラ、それ以外にはザシアンから入る。ラッキーのサポートやガオガエンの対面操作でザシアンの行動回数を稼ぐことができるため、ザシアンで削る→ルナアーラで詰め という最も強い動きを通しやすい。
②積みリレー + +
ダイナホウオウナットなどザシアンを通しにくい構築に選出する。ラッキーで麻痺を撒いたり、いやしのねがいで積みエースを実質3体使えるようにすることができるため、安定した立ち回りが可能である。
③初手ダイマ+詰め + 、 、 、から2体
ザシオーガ、ザシイベルなどサンダーが通っている場合に選出する。サンダーの初手ダイマで1匹倒し、2匹目にでんじはを撒くか削りを入れてエース2匹で全抜きを狙う。
VS:①(ラッキー選出)or③
VS:①or③
VS:①(ガエン選出、ザシアンの枠はランドでも良い)
※相手がランド入りの場合はルナアーラ先発
VS:ルナアーラ、ザシアン、ランド
VS:①(ガエン選出)
※両対応は厳しいのでゼルネを切って黒バドに強い選出をする
VS+黒バド以外:ザシアン、ルナアーラ@1
先発ザシアン→ゼルネ対面ならじゃれ、ゼルネ以外はルナアーラ引きで瞑想を先に積む。2ターン目、ゼルネの引き先に対して再度じゃれつく(ゼルネ釣り出し=負けのため)。3ターン目、ルナアーラ出し→次ターンから瞑想
VS:②
他にも、ルナアーラが相手の禁止伝説の両方に強い組み合わせの場合は②の選出で良い
【 レンタルパーティ 】
商標登録していないのでぜひ使ってみてください。
【 最終盤対戦動画 】
5/29~最終日の垂れ流し動画です。
レンタルパーティを使う際の参考にどうぞ。
【 最後に 】
今期の構築はかなり自信があったので、目標としていた最終2桁を達成することができてとても嬉しいです。来月以降は潜れる時間が減ってしまうので時間が作れる時に頑張りたいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました!
質問等ありましたらTwitter(@nemushi_Poke)までお願いします。
【剣盾S28最終114位 R2006】 麻痺撒きルナイベル
【 はじめに 】
こんにちは。ねむしです。S28で初の最終レート2000を達成することができたので、構築を紹介します。
【 結果 】
TNねむし:最終114位(R2006)
TN久世しずか:最高R187×、最終ハッピー星
【 使用構築 】
レンタルパーティは記事の最後にあります。
【 構築経緯 】
「イベルタル」と「黒バドレックス」以外の禁止伝説にある程度強い『ルナアーラ』と、上記2体と他一般ポケモンに強い『チョッキイベルタル』を組み合わせればあらゆる構築に対応できるのではないかと考え、この2体を軸に構築を組み始めた。
次に、環境的に通りが良く、禁伝2体の共通の課題である「バンギラス」に強いダイマックスエースとして『ガマゲロゲ』を採用。
『ルナアーラ』と相性が良く、「ザシアン&ポリゴン2」や「ムゲンダイナ」を崩せる『ヒードラン』を採用。
「悪ウーラオス」や「ジガルデ」に強く、『ルナアーラ』とサイクルを回せる『カプ・ブルル』を採用。
最後に初手ダイマックスや「ゼルネアス」などの動きを制限できる尻尾トリック『カプ・レヒレ』を採用し、構築を完成とした。
【 コンセプト 】
・またはルナアーラで相手を詰ませる。
【 個体詳細 】
ルナアーラ@ばんのうがさ
特性:ファントムガード
性格:ずぶとい
実数値:239(212)ー106ー155(+252)ー157ー127ー123(44)
調整意図:(前期の流用)
H:16nー1
HB:特化ザシアンの+1「きょじゅうざん」×2特性込み確定耐え
HD:特化カイオーガの「しおふき」瞑想1積みで2耐え
S:無振りサンダー+3、麻痺下のスカーフヒヒダルマ抜き
本構築のMVP。
電磁波を採用したことで、黒バドイベルメタモンの安易な後投げを許さなくなったり、(あまり依存するのは良くないが)麻痺待ちをすることで「ザシアン」を無傷で突破できるなど立ち回りの幅がかなり広がった。
持ち物は、「ザシアン+カイオーガ」や「ガマゲロゲ」に強くなるばんのうがさを選択した。
このポケモンの対面性能は非常に広く、ザシアンに対して電磁波から入り月の光や瞑想を駆使して突破したり、珠カイオーガや珠サンダーを瞑想の起点にしたりすることができる。
そのため、選出率は前期同様1位。ほとんどの構築に対して先発で選出でき、選出して腐ったことは1試合も無かった。
特性:ダークオーラ
性格:ひかえめ
実数値:223(172)ー135ー116(4)ー216(+252)ー121(20)ー127(60)
調整意図:↓の記事を参考にさせていただきました。
ポケモン剣盾 S16最終578位 レート1907 暗黒イベルと愉快なゴリラ達 - kaiseのポケモン奮闘記
HB:
特化エースバーンのキョダイカキュウ確定耐え
ダイマックス時、A228までのザシアンの「きょじゅうざん+でんこうせっか」確定耐え
HD:
臆病C252珠サンダーの「ダイサンダー(130)」確定耐え
臆病C252珠カイオーガの「雨ダイストリーム(150)」確定耐え
臆病C252眼鏡ムゲンダイナの「ダイマックスほう」2耐え
臆病C252黒バドレックスの「ダイフェアリー(100)」2耐え
S:
「ダイジェット」1回で最速エースバーン+2(s189までのザシアン抜き)
ダイマックスエース①。
圧倒的な火力と耐久により、ダイマックス時の打ち合いでは基本負けなかった。
ルナアーラで場作りしてからダイマックスする動きが特に強力である。対ザシアンも基本麻痺が入ってからの対面になるので安定していた。
またメタモンに対してはチョッキのおかげでデスウイングを連打するだけで勝てるほか、ルナアーラをコピーされた場合にも後投げが安定するのでノーストレスで戦うことができる点も素晴らしい。
ガマゲロゲ@いのちのたま
特性:すいすい
性格:いじっぱり
実数値:180ー161(+252)ー95ー×ー96(4)ー126(252)
ダイマックスエース②。
この構築には「バンギラス」がほぼ確実に選出されるので、相手にいる場合は必ず選出した。
バンギ入り以外も通りの良い並びは単体で破壊できた。
ゼルネアス入りにも後述のレヒレと併せて選出した。
「どくどく」はウォール媒体になるだけでなく、受けに来たポリゴン2やアッキサンダーに毒を入れてルナアーラで粘り勝ちするなど便利な技だった。
ヒードラン@ふうせん
特性:もらいび
性格:おだやか
実数値:197(244)ー89ー127(4)ー157(52)ー151(92)ー112(116)
技構成:マグマストーム/だいちのちから/きんぞくおん/ちょうはつ
調整意図:
HD:C特化珠イベルタルの「ダイアーク」最大乱数以外耐え
C:D特化ムゲンダイナをマグスト→金属音→ダイアースで確定
S:麻痺下の最速黒バド抜き
主にムゲンダイナやザシアンポリ2に対して選出する。
火力のないムゲンダイナは(85%を2回当てれば)単体で崩すことができる。こだわりメガネやパワフルハーブ持ちには勝てないが、その場合はルナアーラの起点にすることができる。
ザシアン対面はふうせんが見えるおかげでヨプのみが警戒されないため、インファイト読みのルナアーラ後投げが安定した。
ルナアーラで場作りした後はほとんどの相手の上を取れるため、終盤の詰め要因としても活躍してくれた。
金属音はマグストからの崩しに使うほか、イベルタルの通りを良くする使い方もできる。
カプ・ブルル@たべのこし
特性:グラスメイカー
性格:わんぱく
実数値:177(252)ー150ー183(+252)ー×ー115ー96(4)
技構成:ウッドホーン/しぜんのいかり/やどりぎのたね/ちょうはつ
上記の3体に強く出られるほか、「ちょうはつ」を採用したことでラッキーなどを完封することもできる。
ザシアンを後投げされやすいが、やどりぎを合わせればルナアーラの後投げが安定するため相性はかなり良かった。
カプ・レヒレ@こうこうのしっぽ
特性:ミストメイカー
性格:おだやか
実数値:177(252)ー85ー147(92)ー115ー188(+164)ー105
調整意図:
HD:特化ゼルネアスの+2「ムーンフォース」確定耐え
ゼルネアスやホワイトキュレムが重すぎるため尻尾トリック型で採用した。尻尾を押し付けてしぜんのいかりで削るだけのポケモンだったが、選出した試合はしっかりと仕事をしてくれた。
【 重いポケモン 】
・ゼルネアス
→尻尾トリックか電磁波を絡めないと厳しい
・ホワイトキュレム
→ゼルネと同様だがザシアンと組まれている場合が多いためトリックが通りにくい
・ゼクロム
→不利対面を作ってしまうと挽回が難しい
【 選出 】
(組み合わせが多すぎるため一部のみ紹介)
VSザシオーガ:、、
VSザシイベル:、、
→初手イベルミラーはダイマ、ザシアンならドラン経由してルナアーラ繰り出し
VSザシ黒バド:、、or
VSホウオウダイナ:、、
VSゼルネ入り:、、@1
※バンギラス入りには記載してなくてもゲロゲかブルルを必ず選出
※ジガルデ入りにはブルル絶対選出
【 最終日対戦動画 】
レンタルパーティを使う際の参考にどうぞ。
コメント欄にチャプターあります。
【 最後に 】
構築は欠陥だらけだと思いますが、人生初のレート2000を達成することができてとにかく嬉しいです。
来期以降は最後まで潜れるか分かりませんが最終2桁を目標に頑張りたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
レンタルパーティは下に貼っておくので是非使ってみてください。
質問等ありましたらTwitter(@nemushi_Poke)までお願いします。
【剣盾S27最終331位&499位】ゼルナアーラナット
【 はじめに 】
はじめまして。ねむしと申します。禁伝2体環境の1シーズン目にしては満足のいく結果を出すことができたので構築記事を書かせていただきました。初投稿のため拙い文章だとは思いますがご了承ください。
以下常体
【 結果 】最終331位(R1904)&499位(R1868)
【 使用構築 】
【 構築経緯 】
相手のザシアン等を削った上で積んでしまえば、ほとんどの構築に対して通すことのできる『ゼルネアス』から構築を組み始めた。
次にゼルネアスを通す上で課題になるザシアンや日食ネクロズマに鬼火を撒けて、自身も積みエースになることのできる『ルナアーラ』を採用。
この2体の並びはメタモンに弱いためHD振りの『ナットレイ』を採用し、これらを基本選出とした。
基本選出だけでは「イベルタル」や「ムゲンダイナ」入りに勝てないため、前者に対して受け出ししつつ壁貼りができる『カプ・コケコ』と、後者に対して受け出しから突破が可能でサイクルにも負荷をかけられる『ヒードラン』を採用した。
最後に3体目の積みエースとして「ホウオウ」等に強く、電気地面の一貫を切れる霊獣ランドロスを採用して構築を完成とした。
【 コンセプト 】
・サイクル下で相手を削り、積みエースを通す。
【 個体詳細 】
ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ
性格:臆病
実数値:205(28)ー123ー115ー181(228)ー118ー166(+252)
技構成:ムーンフォース/ドレインキッス/みがわり/ジオコントロール
調整:
H:みがわりが「ちきゅうなげ」耐え
ジオコン後の全抜き性能は言うまでもないが、相手に鋼やメタモンがいる時は壁貼り、麻痺撒き、みがわり、サイクル下で削るといった工夫をしないと簡単には通せない点には注意。
ルナアーラによく繰り出される悪ウーラオスに対し受け出して上から行動する等、自身もサイクルに加わることもでき、想像以上に強かった。
ルナアーラ@ばんのうがさ
特性:ファントムガード
性格:図太い
実数値:239(212)ー106ー155(+252)ー157ー127ー123(44)
調整(というより耐久ラインの目安):
HB:特化ザシアンの+1きょじゅうざん×2を特性込み確定耐え
HD:特化カイオーガのしおふきを瞑想1積みで2耐え
S:無振りサンダー+3(ジガルデ意識)
「ザシアン」「日食ネクロズマ」「霊獣ランドロス」等の物理アタッカーには鬼火、「カイオーガ」や「ディアルガ」等の特殊アタッカーには瞑想で、対面からなら幅広い相手に対応できる神ポケモン。
選出率は約90%で構築内1位。ルナアーラで3タテする試合も多かった。
ルナアーラを動かす上で「できる限りHPを確保する(特性をすぐに発動させるため)」点は重要だと感じた。
※例えば「メタモン」とお互いHPフルの状態で対面したとする。この対面でダイホロウを選択すれば7割程度のHPを残しつつ、メタモンを突破できる。
砂やステロは弱点ではあるが、個人的に現環境で大きく評価を上げたポケモンだと思う。
ナットレイ@たべのこし
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
実数値:181(252)ー114ー116(4)ー×ー184(+252)ー22
技構成:ジャイロボール/でんじは/まもる/やどりぎのタネ
コピーされた「ゼルネアス」、瞑想1積みまでなら「ルナアーラ」にも強く、サイクルも回せるポケモン。麻痺撒きややどりぎで積みエースを通せる盤面を作るのが主な役割。
「ルナアーラ」でおにびをした後にダイスチルで相手を詰ませるような動きもできる。
また、終盤増えた「黒バドレックス」に対しては、ナットレイで麻痺を撒いて対処していた。
カプ・コケコ@タラプのみ
特性:エレキフィールド
性格:臆病
実数値:176(244)ー121ー106(4)ー120(36)ー101(44)ー190(+180)
技構成:ボルトチェンジ/しぜんのいかり/ちょうはつ/リフレクター
調整:
HD:珠イベルタルのダイジェット+ダイアークorダイバーンを確定耐え
S:最速エースバーン+2
「イベルタル」に受け出しから壁貼りをしたり、交代先にしぜんのいかりで削りを入れることができる。
選出率は低いので改善の余地あり。
ヒードラン@ふうせん
特性:もらいび
性格:おだやか
実数値:198(252)ー89ー127(4)ー157(52)ー148(68)ー114(132)
技構成:マグマストーム/だいちのちから/きんぞくおん/ステルスロック
調整:
C:D特化ムゲンダイナをマグスト→金属音→ダイアースで確定
S:準速テッカグヤ抜き
ホウオウダイナ対策枠。「ムゲンダイナ」入りには必ず選出していた。火力のないムゲンダイナは(85%を2回当てれば)単体で崩すことができる。しかし、こだわりメガネやパワフルハーブ持ちには勝てないため、その場合はステロだけ撒いて死に出し「ルナアーラ」で起点にしていた。
ふうせんのおかげで地面技持ちにも1度行動できるため、ホウオウに対しステロ→「ランドロス」投げといった動きができるのが強かった。
また「ナットレイ」と同居させることで相手の「ゼルネアス」を抑制したり、ウーラオスを呼ぶことができるのもポイント。
霊獣ランドロス@ラムのみ
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165(4)ー197(252)ー110ー×ー100ー157(+252)
ここまでの5体を通して「カバルドン」が致命的に刺さっているように見えるはずのため、逆に起点にして全抜きできるラム剣舞で採用した。
カバルドン入りに対してはもちろん、ホウオウダイナ等に対しても選出した。積みさえすれば禁伝2体をまとめて倒せる性能をもっているため、現環境でも通用するポケモンだと感じた。「メタモン」には切り返されてしまうものの、+2ランドロスは死に出し「ルナアーラ」で止めることが出来る。
カバルドンと初手で対面した際にはラム持ちを疑われないようにじしん→剣舞のような動きをとっていた。
【 重いポケモン 】
・珠みがわり黒バドレックス→無理
・かみくだくザシアン、シャドクロ日食ネクロ
→初手ルナアーラのおにびでなんとかする
・ふいうち珠エースバーン
【 選出について 】
(組み合わせが多すぎるため4つの場合に分けて紹介)
VS:アーラ、ナット、ゼルネ
(ザシアンor日ネクがいる場合は大体基本選出)
VS:アーラ、ゼルネ、コケコorランド(ザシイベルにはコケコ選出)(カバ入りはランド)
VS:ドラン、ランド、アーラ
(対策枠を選出)
VS:ナット、コケコ、ゼルネ
(ルナアーラが禁伝2体両方に勝てない場合)
※ルナアーラは基本的に先発
※カバルドン入りには基本的にランド選出
【 おわりに 】
最後まで読んで下さりありがとうございました!
レンタルは下に貼っておくので是非使ってみて下さい。
この環境はあと半年もあるのでR2000を目標に頑張りたいと思います。
質問等ありましたらTwitter(@nemushi_Poke)にお願いします。