【SV S3最終397位R2056】フロハイリュー
【はじめに】
こんにちは、ねむしです。今回はS3で使用した構築を紹介します。勝ち切ることはできませんでしたが、S4の参考にしていただけるととても嬉しいです。
以下常体
【結果】
TN承認欲求怪物:最終397位(レート2056)
【使用構築】
【構築経緯】
シリーズ3が始まってパラドックスポケモンが増えたことにより高速低耐久のポケモンを軸にした前のめりな構築が主流になり、ステロ+竜の舞1回でそれらのポケモンを抜ける調整のカイリューの通りが良くなると予想し、最速竜舞カイリュー+ステロ枠としてカイリューとシナジーのあるキラフロルの2体から構築を組み始めた。
次に2体目のアタッカーとして、ほとんどのポケモンの上から仕事ができる耐久振りSブースト瞑想ハバタクカミを採用。
次に、ここまで重いセグレイブに強くキラフロルの毒菱と合わせて詰ませの動きも取れる身代わり眠るヘイラッシャを採用。
絡め手に強く、S1から使い続けているスカーフサーフゴーを採用。
最後に、ハバタクカミやテツノツツミ等の特殊アタッカーに強いチョッキジバコイルを採用し、構築を完成とした。
【コンセプト】
・ステルスロック展開から積みアタッカーを押し付ける
・毒菱展開で相手を詰ませる
【個体詳細】
キラフロル@きあいのタスキ
テラスタイプ:くさ
特性:どくげしょう
性格:おくびょう
実数値:165(52)‐67‐111(4)‐155(36)‐122(164)‐151(+252)
技構成:エナジーボール/マッドショット/キラースピン/ステルスロック
調整意図:
HB:陽気テツノブジンのインファイト+かげうちを確定耐え
HD:臆病ハバタクカミのシャドーボール2発を確定耐え(活きる場面なかったのでCに割いた方が良かった)
S:最速
本構築の軸であり、約8割の試合で選出したポケモン。ステロ+毒菱展開、S操作、相手のステロ展開の阻害を1匹で行えるオンリーワンの性能だった。
基本的に物理ポケモンに対してはマッショ→ステロで毒菱も捲きつつ退場、特殊ポケモンに対してはマッショ→ステロで退場するか、毒菱も欲しい場合はステロだけ捲いてジバコ引き→サイクル下で物理技に合わせて後投げして退場という動かし方をしていた。
テラスタイプは地面タイプ受けや胞子を意識した草タイプにしたが、後続に残すことがほとんどで最終日は1回しか切らなかった。
技構成について
コンセプトのステルスロック、S操作技のマッドショット、相手のステロ展開に強く出られるキラースピンは確定として、カバやミトム等に打点が欲しい場面が多かったためエナジーボールを4つ目の技に採用した。
カイリュー@するどいくちばし
テラスタイプ:ひこう
特性:マルチスケイル
性格:ようき
実数値:191(196)-162(60)-115-x-120-145(+252)
技構成:テラバースト/じしん/りゅうのまい/はねやすめ
調整意図:
H:16n-1
A:ステロと+1飛行テラバーストで207-112セグレイブ(準速ガッサ抜きA特化残りH)を確定一発
S:最速
破壊神。特性を生かしてほぼ全対面で竜舞を積むことができ、ステロと合わせて一貫性の高い飛行テラバーストで3タテを量産した。1舞で最速ドラパルトの上を取れるためパラドックス含む高速アタッカーでは対処できず、火力が足りない相手でも毒菱さえ捲けていればはねやすめで粘って圏内に入れてしまえるので非常に強力だった。
カイリューを選出する場合はほぼこのポケモンにテラスタルを切ることになるため他の2体にテラスタルを切らない前提で選出するのが重要だと感じた。
技構成について
一致高打点になるテラバースト、鋼への打点としてじしん、積み技のりゅうのまい、毒菱と相性が良いはねやすめの4つ。アーマーガアやHBロトム等で止まりやすいのでじしんの枠は構築に合わせて変えても良いと思う。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:ノーマル
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
実数値:141(84)-62-93(140)-174(148)-156(4)-189(+132)
調整意図:
HB:みがわりがA4振りキョジオーンのしおづけを最高乱数以外耐え
HD:+1で特化サーフゴーのゴールドラッシュ、眼鏡ハバタクカミのシャドーボールを確定耐え
S:最速トドロクツキ抜き
2匹目の積みエース。対特殊にはめっぽう強く、カイリューヘイラッシャを見て出てくるロトム等を起点にすることができる。主にキラフロル+カイリューの@1として選出(フロハイリュー)していたが、ラス1枠としてかなり動かしやすく、見えないキョジオーン対策になるのも強かった。テラスタイプはゴースト技を透かしたり、弱点を減らしたりして瞑想を積みやすくするためにノーマルにした。
技構成について
一致技のムーンフォースとシャドーボール、積み技のめいそう、小回りがきくみがわりの4つで完結していると思う。
ヘイラッシャ@たべのこし
特性:てんねん
性格:わんぱく
実数値:257(252)-121(4)-155(+44)-x-109(188)-58(20)
技構成:ウェーブタックル/じわれ/みがわり/ねむる
調整意図:
S:同族意識で20振り
HD:みがわりが無振りラウドボーンのシャドーボールを確定耐え
B:上記を満たしてできるだけ高く
バケモン。身代わり眠るで役割対象を毒ダメで倒すのがコンセプトの型だが、有利対面で身代わりを押すことで相手の引き先に安定して負荷をかけられる他、ラッシャミラーとキョジオドオーに負けないのは強かった。
役割対象を絞ってHBに厚くした方が良かったと最終日に気づいたが、テラピースが足りずに変更できなかった。
サーフゴー@こだわりスカーフ
テラスタイプ:ひこう
特性:おうごんのからだ
性格:おくびょう
実数値:171(68)-72-116(4)-172(148)-116(36)-149(+252)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/じこさいせい/トリック
調整意図:
HD:臆病ハバタクカミ、臆病サーフゴーのシャドーボールを最大乱数以外耐え
キラフロルの次に先発率が高いポケモン。拘りトリックをして地面技で縛った相手をカイリューで起点にする動きや、初手で削りを入れてからキラフロルに引いて場作りし、カイリューで荒らしたあと上からスイープする動きがシンプルに強かった。耐久に振ったことで初手ハバタクカミの襷に臆することなくゴルラを押せたため、この調整にして正解だったと思う。
テラスタイプはカイリュー非選出の試合で地面の一貫を切るために飛行にした。
技構成について
一致技のゴールドラッシュとシャドーボール、立ち回りの幅が広がるトリックは確定として、4つ目は受け構築にトリックした後、TODの判定に有効なじこさいせいを採用した。
ジバコイル@とつげきチョッキ
テラスタイプ:ひこう
特性:アナライズ
性格:ひかえめ
実数値:177(252)-67-135-166(+4)-142(252)-80
技構成:10万ボルト/ラスターカノン/ボディプレス/ボルトチェンジ
補完枠。重めな特殊アタッカーに投げていたが無難に活躍してくれた。
ボディプレスはミラーとドドゲザン意識で採用した。
テラスタイプはサーフゴーと同じ理由で飛行タイプ。
【基本選出】
キラフロル+カイリュー@1
【感想】
以下敬体
各ポケモン単体は強いと感じることも多かったですが、構築としての完成度は低かったと思います。
今期を通して自分の実力不足を改めて痛感しましたが、S1で783位、S3で397位とテラスタル環境に適応できてきているとは感じるので来期以降も最終2桁を目標に頑張ります。最後まで読んでくださりありがとうございました!
質問等ありましたらTwitter(@nemushi_Poke)までお願いします。