【はじめに】
こんにちは、ねむしです。S33は2ロムとも溶かしてしまい、良い結果を出すことはできませんでしたが備忘録として構築を紹介します。
以下常体
【結果】
TNねむし:最高レート1916最終1226位(レート1778)
TN脳死零度男:最高レート194X(画像から2勝)最終1345位(レート1765)
【使用構築】
【構築経緯】
ゴツメ電磁波ルナアーラ+トリルポリゴン2+アタッカーの並びが多くの構築に対応できて強いと考え、この2体から構築を組み始めた。
まず、アタッカー①としてザシアン入りにトリルや電磁波を絡めて通しやすそうな珠ランドロスを採用。
次にアタッカー②として、ここまで重いカイオーガやイベルタルに強いチョッキホワイトキュレムを採用。
アタッカー③としてポリ2バンギラッキーなど受け全般に強い残飯ビルド水ウーラオスを採用。
最後に、重いゼルネアスに強くルナアーラと汎用的にサイクルを回せるナットレイを採用し、構築を完成とした。
【コンセプト】
・電磁波またはトリックルームのS操作でアタッカーを通す。
・詰め筋をできるだけ増やす。
【個体詳細】
ルナアーラ@ゴツゴツメット
特性:ファントムガード
性格:ずぶとい
実数値:241(228)-106-155(+252)-158(4)-128(4)-120(20)
調整意図:
HB:特化ザシアンの+1きょじゅうざんを特性込み2耐え
HD:特化珠サンダーのダイジェットを特性込みで起点にできる
S:4振りサンダー抜かれ
7期連続採用でシリーズ12皆勤賞。
今の環境ではもうアッキルナアーラを通すのは難しいと判断し、サポート重視の型で採用した。
電磁波で黒バドイベルメタモンの安易な後投げを許さず、電磁波→月の光連打でゴツメダメージでザシアンやチョッキガオガエンを突破することができるなどメジャーな並びにはかなり強い。
主な役割は電磁波でエースを通すための場作りをすることだが瞑想+一貫性の高いシャドーレイで自身が詰め筋になることも可能なため、ルナアーラの高い対面性能を発揮できる型である。
また、後述のポリゴン2でトリックルームを展開することで黒バドザシアンの両方を上から倒すことができるなど立ち回りの幅が広がった。
技構成について
後続のサポートに必須のでんじは、回復技のつきのひかり、一貫性の高い一致技であるシャドーレイ、自身が詰め筋になるための積み技であるめいそうの4つ。
ポリゴン2@しんかのきせき
特性:トレース
性格:なまいき
実数値:191(244)-100-116(44)-125-157(+220)-58(最遅)
技構成:れいとうビーム/イカサマ/トリックルーム/じこさいせい
調整意図:
HB:特化珠ランドロスの-1ダイジェットを2耐え
HD:特化珠サンダーのダイジェットが21.8%の乱数2発
S30のうわっきーさんの調整をパクりました。
重くなりがちな珠ランドロスと珠サンダーの両方を後投げから切り返せる神ポケ。
主に黒バドザシアンにルナアーラと同時選出していたが、ほとんどの相手の攻撃を一発耐えてトリルを押せるので他の構築にも雑に選出しやすかった。
トリルを展開することでこちらの全てのポケモンが相手の高速アタッカーの上を取れるようになる(最速がランドロスの実数値157)ので、このポケモンを選出した試合は積極的にトリルを押すことを意識した。
技構成について
サンダーランドに抜群を取れるれいとうビーム、黒バドザシアンに一貫するイカサマ、回復技のじこさいせい、コンセプトのトリックルームの4つ。
霊獣ランドロス@いのちのたま
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165(4)-197(252)-110-x-100-157(+252)
調整意図:
ASぶっぱ
本構築のダイマックスエース。選出した試合のほとんどでこのポケモンにダイマックスを切った。
イベザシや黒バドザシアン、ホウオウダイナなどに対してルナアーラやポリ2のS操作からダイマを通したり、威嚇を絡めてルナアーラでの物理受けや詰ませをより安定させることができ構築とのシナジーが高い。
また、ダイマ珠エースバーンに勝てるのがこのポケモンだけなのでエスバにダイマを切りそうな相手には慎重に立ち回った。
技構成について
一致技のじしんとそらをとぶ、岩技のストーンエッジ、受け寄りの構築を破壊できてウォール媒体にもなるつるぎのまいの4つ。
岩技は非ダイマイベルタルへのダメージを意識してストーンエッジとした。
ホワイトキュレム@とつげきチョッキ
特性:ターボブレイズ
性格:ひかえめ
実数値:223(180)-126-111(4)-227(+132)-122(52)
技構成:れいとうビーム/だいちのちから/シャドーボール/ぜったいれいど
調整意図:
HB:陽気珠ゼクロムの140ダイドラグーンをダイマ時確定耐え
HD:特化珠サンダーのダイジェットが低乱数2発(6.2%)
臆病カイオーガの雨しおふきを3耐え
特化珠カイオーガの雨しおふきを2耐え
S:4振りサンダー抜き
C:れいとうビームでH252D132カバルドン(特化珠サンダーのダイジェット耐え)を高乱数1発(93.7%)、無振りムゲンダイナを乱数1発(68.7%)、イベルタルを珠ダメ込み確定1発、H252サンダーを確定1発
※フリーズドライでは威力が足りずこれらのポケモンに行動回数を稼がれてしまう。
ルナアーラのゴツメ1回+ダイアースでH252ザシアンを確定
ダイホロウでH76D4ダイマ黒バドレックスを高乱数1発(93.7%)
A:甘えの個体値31
対特殊最強禁伝。
ザシオーガ、黒バドザシアン、イベザシ等に選出し、ルナアーラやポリ2でのS操作を意識して運用した。特にトリル下では相手の禁伝の両方に有利を取れることが多く動かしやすかった。
Cに厚く振り威力90のれいとうビームを採用することで役割対象への仕事が安定したり、相手の裏を大きく削ることができるようになる。
メインウエポンが威力70のフリーズドライなのは弱すぎると考えれいとうビームを採用したが、カバルドンやムゲンダイナ、ジガルデ等に対して明確に強くなったのでフリドラを切ったのは正解だと思う。(あってもオーガラグゲロゲくらいにしか有利にならない)
サブロムのTNが脳死零度男だが、当てなければ負けの場面か余裕がある場面でしか押さなかったと思うので許してください。今期このポケモンを使ってみて一撃技は自分には使いこなせないと強く感じた。
技構成について
一致技のれいとうビーム、ザシアンへの打点やダイアース媒体になるだいちのちから、黒バドレックスやルナアーラへの打点になるシャドーボール、極悪犯罪技のぜったいれいどの4つ。
※非キョダイ個体
ウーラオスれんげきのかた@たべのこし
特性:ふかしのこぶし
性格:ずぶとい
実数値:207(252)-150-149(+124)-x-80-134(132)
技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/ビルドアップ/みがわり
調整意図:
H:ぶっぱ(みがわりがちきゅうなげ耐え)
HB:無振りジガルデのサウザンアロー、無振りヌオー・トリトドンのじしんをみがわりが確定耐え
HD:無振りムゲンダイナのかえんほうしゃをみがわりが確定耐え
S:準速マンムー+2(大体のジガルデ抜き)
詳しい解説は下の単体考察記事を参照
今期のビルド枠。毎期ビルド枠が構築にいるが電磁波→瞑想orビルドという動きが単純な動きながら強く、自分に合っていると考えている。
ルナアーラやキュレムを受けてくる特殊受け(バンギラッキーポリ2ガエンブラッキー)、初手のステロ要因(ラグガブゲロゲ)、ジガルデ、宿り木放射カグヤ、ノラゴン、両ウーラオスをまとめて起点にできるので意外と汎用性は高く、麻痺した炎1ウエポンダイナも起点にできるので受け構築にはとても強い。
S30で使っていたビルドランドロスはビルド、鉄壁、とぐろ、コスパとの積み合いになると相手を突破することができない弱点があったが、水ウーラオスには確定急所技のすいりゅうれんだがあるため積み合いにはとても強かった。
ルナアーラで麻痺を撒いてしまえばザシアンやホウオウといった物理禁伝の相手もできる点も優秀である。
このポケモンを通す上で課題になるのがHBサンダーとレヒレだが、前者はキュレムポリ2の圧であまり選出されなかった。
葉桜杯で型バレしていたがそれでも使い続けているのでもはや採用理由は愛。
技構成について
コンセプト上ビルドアップとみがわりは確定。攻撃技は一致技で積み合いに強く出られるすいりゅうれんだと、回復しながら殴れるドレインパンチとした。
ナットレイ@フィラのみ
特性:てつのトゲ
性格:なまいき
実数値:181(252)-114-152(4)-x-184(+252)-22(最遅)
技構成:ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/まもる
調整意図:
HDぶっぱ
ラオスに残飯を取られていたためフィラの実を持たせたが、オーガのしおふき2発やゼルネのムーンフォース2発でよく発動したため使用感は良かった。
ザシアン対面ではインファを誘うため、安定はしないがルナアーラを無償降臨させることもできる。
S1から環境に存在し続けたこのポケモンが来月から消えると思うと少し寂しい。(意外といるかも)
技構成について
一致安定打点のジャイロボール、オーガのみがわりに対して強いタネマシンガン、個人的に必須技のやどりぎのタネとまもるの4つ。
【要点】
臨機応変な詰め筋
or⇔
基本的にはルナアーラorポリ2の場作り→アタッカーを通すことを狙っていくが、試合終盤はルナアーラの瞑想やポリ2のトリル再展開も視野に入れる。
【重いポケモン】
・珠エースバーン
ダイマを切られるとランドしか対面勝てない。
ナットの選出を強制される。サイクル下で頑張って削る。
・カバルドン+ザシアン
構築単位でかなり厳しい。
【選出】
基本的にルナアーラorポリゴン2@2で選出し(対黒バドザシアンには同時選出)、S操作からアタッカーを通す。エスバ入りにはランド、ゼルネ入りにはナットなど、選出を強制される場合もあるが基本的には臨機応変な選出ができる構築である。
以下敬体
【最終盤対戦集】
自己満ですが良ければ見ていってください。
【終わりに】
ここまで読んでくださりありがとうございました!
最終的には溶かしてしまいましたが最後までルナアーラと戦えたので後悔は無いです。
7ヶ月間の禁伝2体環境お疲れ様でした!
質問等ありましたらTwitter(@nemushi_poke)までお願いします。
【スペシャルサンクス】
・構築記事のタイトルを考えてくれたぺーさん
・タイトルの候補をくれたシュンP、だみさん、トムさん、とりぴさん、ゆうたさん、らくラージさん
※Twitterのサブ垢で募集したところ沢山の方から候補をいただきました。皆様ありがとうございました!
・ルナアーラサーバーの皆様
・7ヶ月間一緒に戦ってくれたルナアーラ